ノザキ塾はどのように学習計画を立て、指導しているか 現状把握の重要性

ノザキ塾はどのように学習計画を立て、指導しているか 現状把握の重要性

前回の記事で、学習相談のメールを頂いたので、それに答える形で、どのように学習計画を立案していくか返信したメールを掲載しました。

ノザキ塾はどのように学習計画を立て、指導しているか 短期間で勝負する場合の一般的計画
ノザキ塾はどのように学習計画を立て、指導しているか 短期間で勝負する場合の一般的計画 はじめての学習計画というブログで、学習計画の立て方は説明しているわけですが、実際どのようにして結果を出しているのかはわかりにくいですね。 学習計画...

メールでは、偏差値だけでは現状把握はできないので、まず一般的なやり方ということでお返事を差し上げました。

実際、私は1ヶ月位はデータ取り続けます。学習計画って、生徒の学力把握することができないと実行不可能なものになりますからね。

このあたりは、受験生の皆さんも意識すると精度の高い学習計画が立案できると思います。

その次のやり取りです。保護者の方から了承を得て、この記事を書いています。

模試の成績表を添付していただいたので、さらに細かく現状把握していく過程がわかると思います。でも、これだけではまだ最適な学習計画は立てられない。

そうでなかったら、3ヶ月で偏差値20あげたり、偏差値45ない状態から1年で中央大学法学部合格なんか無理です。

中央大学法学部に合格したH.H君(神戸高校)の一年間の成績推移 偏差値45からのスタートでどう学習計画を立てたか
中央大学法学部に合格したH.H君(神戸高校)の一年間の成績推移 偏差値45からのスタートでどう学習計画を立てたか 高校3年生の時点で、偏差値45からのスタート、中央大学法学部や早稲田に合格するにはどうしたら良いかという質問を受けていました...
高校生の成績アップの例 同志社大学に合格したN.K君の例 (三重県立神戸高校出身)
高校生の成績アップの例 同志社大学に合格したN.K君の例 (三重県立神戸高校出身) 第1回全統記述模試の総合偏差値47.1から第2回の総合偏差値71.9に偏差値24.8のアップです。 偏差値50を切っている状態ということは真...
高校生の成績アップの例 三重県立神戸高校 N.Rくんの例
高校生の成績アップの例 三重県立神戸高校 N.Rくんの例 第一回の全統記述模試の総合偏差値41.1から第二回の全統記述模試の総合偏差値60.1に5ヶ月で19のアップです。 英語 44.1→53.2 国語 37....

自分からすると個別じゃない学習計画って、全く機能しないどころか効率を落とすものだと思うんですよね。

最低限、模試の成績、使ってるテキスト、併願校確認せず志望校の過去問を見ることをせずに計画を立てるのはやめたほうがいいです。

こう言うとまた敵を作るんでしょうが、こういうことやらずに計画を立案したという予備校や塾、学校があったら、本当に生徒ひとりひとりのことを考えているのかと言いたいですね。

これでも全然まだ足らないんですよ。毎日調整しています。

まあ、成功しても成功しなくても痛くも痒くもない立場と、弱小のウチとではぜんぜん違うでしょうけど…

保護者の方からのメール

返信ありがとうございます。
長文で頂き感謝しております。

前後して、河合マナビスに何コマか通いはじめています。

添付の模試はGW前に受けたものになります。GW中は古文をかなりやっていました。

岡本先生の古文の読み方&読み方が面白いほど身につく本を3周と河合塾の古文文法問題演習をやりました。現在は極める古文1回目をしながら、やっぱり読めるようになっていないと感じたらしく、古文上達をやり始めました。

今後、古文読解のスタディサプリを受ける予定です。岡本先生の問題集をやったので、聞きやすいようです。

政治経済に関しては、蔭山、政治経済面白いほどわかる本と畠山のスパッととける政治経済爽快問題集をやっているところです。

時間がかかっています。HPを拝見すると過去問を解く事の重要性が書かれていたので、問題集終了次第、過去問を解く方に力を注がせようと思います。

英語は文法はある程度は固まっていますが、長文読解までは力がついていません。

現在はポラリスをやりながら音読。速読英熟語、ファイル英文法を繰り返しています。

本人が英語や苦手な現代文を後回しにすることが出来ないようなので、私としては、せめて古文と政経にも力を入れるように伝えていこうと思います。

もう少し早く御サイトを見つけていれば、ご相談しながら進めていく方法が取れたのに大変残念に思います。

色々ご助言頂きありがとうございます。

最後に政治経済は過去問重視で大丈夫でしょうか。厚かましくすみません。

誤答を確認しないと指導はできない

返信遅くなりました。模試も、誤答を見せていただくとより的確な提案が可能かと思います。それと、もう少し大きく写真を撮っていただけると助かります。

どこで失点しているかによって同じテキストでも使い方はそれぞれ違います。

英語でも今回の模試で、2番の整序英作を1問でも落としていると、かなり文法、語法に不安があると言えます。

今回の整序英作3問は第5文型を問う問題で、これはセンターでは一番問われる文型です。もちろん、お子さんの志望されている明治大学でも問われます。

併願校である青学も、語法のウェートはかなり高いですから、そのあたりにネックがあるまま英語をやっても伸び悩みます。

ですので、私が指導する立場でしたら、そこにミスがあったら、そこを強化するように指導します。

優先順位を考えると今の段階では英語をやるべきとは思いませんが、それでも、学校の英語の授業中に、5文型の資料を持っていってかならず確認するように指導します。

文型が理解できないということは構造を理解していないということですので。

基礎を固めることでも十分な得点力は養成できる

実際、文法、文型を固める指導で全統記述模試で英語も偏差値60までは到達します。

中央大学法学部に合格したH.H君(神戸高校)の一年間の成績推移 偏差値45からのスタートでどう学習計画を立てたか
中央大学法学部に合格したH.H君(神戸高校)の一年間の成績推移 偏差値45からのスタートでどう学習計画を立てたか 高校3年生の時点で、偏差値45からのスタート、中央大学法学部や早稲田に合格するにはどうしたら良いかという質問を受けていました...
高校生の成績アップの例 同志社大学に合格したN.K君の例 (三重県立神戸高校出身)
高校生の成績アップの例 同志社大学に合格したN.K君の例 (三重県立神戸高校出身) 第1回全統記述模試の総合偏差値47.1から第2回の総合偏差値71.9に偏差値24.8のアップです。 偏差値50を切っている状態ということは真...

まずは、文法、語法、イディオム、単語に力を注いでいます。

ただ、私のところではオンラインテストなどの仕組みがあって、5000問くらい英文法、語法、イディオム等の演習もしているんです。

古文に関しては、今回の模試で言うと、品詞を分ける問題を間違っていたら、古典文法を強化ということになりますね。

文法問題を早く解くことが出来ないと、GMARCHクラスは時間がタイトなので間に合いません。

読解問題をやるレベルに到達していないと判断します。

テキストのやり方も初回と2回めでは狙いが違う

政経に関しては、読んでから演習というのも、いろいろノウハウがありますね。

私のところでは、蔭山克秀の 政治・経済が面白いほどわかる本は覚えようとするなと強調しています。理解しようとして読むようにと言っています。

一度蔭山克秀の 政治・経済が面白いほどわかる本を読んだ時点で、全国大学入試問題正解を演習しつつ、サブノートを作っていきます。

早稲田大学に合格したSさん(四日市高校出身)の政経サブノート
10月も中旬になりました。10月は模試が多くて気ぜわしいですね。 体調気をつけて踏ん張りましょう。私はまだ体調が回復しません。体調管理に気をつけていてもこれでは駄目ですね。 早稲田大学に合格したSさんの(四日市高校出身)政経...

テキストを覚えてから過去問を解くのではないんです。解いて覚えていく方法ですね。

今回、文系の生徒は4月に政経に転向した生徒がほとんどですが、偏差値55を切っている生徒はいません。

上記の記事に、やり方が書いてありますが、問題を解いたら、対応する範囲の、蔭山克秀の 政治・経済が面白いほどわかる本、畠山のスパッとわかる政治・経済爽快講義を読みます。

そして、わからない単語は用語集政治・経済でも調べます。

復習しやすいように、サブノートにはチェックシートで消せる色で解答を書き込みます。

この方法のメリットは、実際の入試問題はかなり出題傾向に偏りがあるから、出題されるところから強化されていくということなんですね。

大学の特徴を知らずに学習計画の立案はできない

そして、お子さんが志望される明治大学政経学部は時事問題が相当な難易度で出題されるんですね。

時事問題対策は事実上テキストが一つしか存在せず、そしてそれも情報量が多すぎるので受験生に使いづらい。

実際のところ過去問で時事問題を覚えていくほうが効率がいいんです。

ですので、毎年時事問題については授業を行って補強しています。

AIIB(アジアインフラ投資銀行)の問題は受験ではかなり出題されましたが、テキストではほとんど言及されていません。

今後のお子さんの政経の勉強としては、過去問を解きつつ、全部は読み切っていない畠山のスパッとわかる政治・経済爽快講義を同時並行で読んでいくという形で進めるのがいいと思います。

過去問の重要性を踏まえて学習計画は立案する

過去問をやらなければ、偏差値80超えても落ちます。

逆に言えば、英語偏差値50を超えたことがなくても、過去問がとれたら合格するということですね。

明治大学と同ランクか、少し上の同志社大学に合格した生徒は、英語の偏差値は50を超えたことはありませんでした。

同志社大学法学部に合格したI.K君(東海高校出身)の対談
同志社大学法学部に合格したI.K君(東海高校出身)との対談 ノザキ塾: 遅くなって申し訳ない(笑)。 ノザキ塾: 大丈夫かな? I.K君: はい。 ノザキ塾: んじゃ、受験を振り返ってもらいましょう(笑)。受験生がたくさん来...

本当は、学校のテキスト、授業内容、学習履歴などがわかればいいのですが、そうではありませんので、最適な提案とは言えないことをご了承ください。

志望校が決まらなければ効率のいい学習計画は作成できない 学校のレベルも知る必要がある

政経だけではないのですが、生徒の志望校によって同じテキストでも指導の仕方が違います。

学校のテストが使えるものなのか、そうでないかでも大きく指導の方法は異なります。

政経も、多くの高校ではセンター試験レベルまでしか対応しないことが多いので、その場合は内職で進めるように指導したり、いろいろですね。

一年間で偏差値5あがれば成功とこの業界では言われるんですが、普通のやり方をしていたら間に合いません。

ですので内職や、場合によっては学校休んででも追いつこうと話しています。

高校生の成績アップの例 同志社大学に合格したN.K君の例 (三重県立神戸高校出身)
高校生の成績アップの例 同志社大学に合格したN.K君の例 (三重県立神戸高校出身) 第1回全統記述模試の総合偏差値47.1から第2回の総合偏差値71.9に偏差値24.8のアップです。 偏差値50を切っている状態ということは真...

生徒それぞれの併願校、出願する可能性がある大学まで把握する必要がある

AO入試を使う、併願校があるなどでも学習計画も違います。

私のところでは進度表というものをつけていて、毎日修正してなんとか間に合わせるという形です。

ですので、繰り返しになりますが、最適な提案ではないということをご留意ください。

計画は毎日修正するのが前提

2019-06-19_17h47_07.png

こういうやり取りを毎日しつつ、チャットワーク(LINEのようなもの)で、質問を受けたり、この宿題はやるべきから、やるべきではないのかなど細かく計画を修正しています。

2019-06-19_18h06_36.png

実際のところ、過去問をやっても、過去問の質問が出来ないとなかなか伸び悩むと思います。学校で質問できる環境にあれば、過去問演習は大きく力を伸ばします。

これからは、暑さも厳しくなり、体調管理も大変になりますね。受験生のお子さんをもつことの心労は大きいと思います。

実際、学校を休んでも追いつかせるというようなことは、ご家庭の理解がないと不可能なことなんですね。

受験は、教える私の力だけでも、受験生のお子さんの力だけでもなく、家族まで含めた総合力だと思っています。

お子さんの受験が成功することを祈念しております。

まとめ

まだ、これでも終わりません。

学力を把握することは、1秒でも早く合格最低点に到達するために本当に大事なことです。

現状把握は大変。悪い模試をみたり、過去問やって解けなかったら凹むよね。

でもね、先輩たちもみんなそういうできないところかどうすればいいか考えて踏ん張ったから合格したんだよ。

受験生一人ひとりの条件は違う。能力も平等じゃない。

でも、受験までの時間は平等だよ。

これだけやっても成功するかどうかは言えない。

でも、すこしでも可能性をあげようと考えて受験を終える受験生と、漫然とやった受験生ではその後も違う。

受験勉強に意味があるかは人それぞれだよ。

でも、意味あるようにすることはできるんじゃないかな。

倒れるときは前のめりでね。

追記:2019/07/08

記事の検索性を上げるために、タグが導入してあります。科目、模試、学校名などで分類してありますので、ご利用ください。

 

コメント