高校一年生が学習計画をたてるときに考えておきたいこと

高校一年生が学習計画をたてるときに考えておきたいこと

前回はレベルが高い浪人生を例にとって、学力を分析し、計画をたてるためにはどうすればよいか考えました。

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高校一年生から私立大学を志望している人は、比較的計画も立てやすいですが、国立大学志望で、文系・理系も決まっていない人の場合は、どうすればよいのでしょう。このパターンが一番多いと感じています。

今回はこの場合で学習計画を考えてみたいと思います。

高校一年生は、まだ、どの科目も全範囲を終えていない学校がほとんどのはずです。

そのため、まず基礎の習得に時間を使うことになります。高校一年生の入学の段階では文系、理系が決まっている生徒も少ないと思います。そのため、まんべんなく勉強するという人がほとんどです。それは間違っていません。

ただ、受験という事を考えると、受験の主要科目を重点的に学習するほうが効率は良いでしょう。

2018/03/07 追記:新テスト、外部テストの導入で、2018年度からの新高校生は英語が今まで以上に重要になりました。

新テストの衝撃。地方の没落は加速する。 いままで以上に基礎が重要になる。
新テストの衝撃。地方の没落は加速する。 いままで以上に基礎が重要になる。 新テストの衝撃が大きかったので、まと…

主要科目とは

単純に、国公立であれば、センター試験、二次試験ともに課される科目で配点が高い科目です。

こう考えると学習計画が立てやすいと思います。

国公立文系であれば、英語、国語、社会(ない場合もある。)数学(社会と選択できる場合もあるし、必修の場合もある。数学がない場合も多い。)

国公立理系であれば、英語、数学、理科(1つのばあいと2つの場合がある。)

東大、京大などの科目数が多い大学の場合もありますが、考え方は基本的に同じです。

私立大学を志望している場合はもっとシンプルですね。入試科目が主要科目です。

大学進学に力をいれていない高校一年生の場合、入試科目について全く知らない場合もありますね。その場合は、まず、気になる大学の入試科目、配点から調べましょう。大学の分析についてはすでに志望校を知ろうという記事でとりあげました。

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文系か理系かは早く決めよう。

主要科目はセンター試験、二次試験で問われる科目で配点が高い科目と考えてみるのでしたね。

文系・理系も決まっておらず、志望校も決まっていない場合は、どれも重要だという結論になってしまいます。もちろんそうなのですが、全科目均等に勉強して力をつけるのは、時間的制約があるため、難しいのです。

そのため、早く、文系か理系かは決めてしまいたいですね。もちろん、自分の将来に関わることですから、しっかり考えることは必要ですよ。

そして、できれば志望大学まで決めてしまうと、更に効率がよくなります。大学ごとに配点の特徴もありますし、理科、社会の科目が決定できる分だけ、重要度が決めやすいからです。

では、文系の主要科目を考えましょう。

文系の主要科目は英語、国語、社会ですが、社会は、日本史、世界史、地理、倫理、政経、現代社会などいろいろ選択肢があります。

文系の場合、日本史、世界史、政経のいずれかを重点的に勉強するのが良いのですが、一年生の段階では選択できないことがほとんどです。

そのため、一年生の段階では文系でも社会はやや優先度が下がります。

もちろん、志望校がきまっていて、自分が受験する科目を一年生でも学校でやる場合は、受験勉強と考え、定期テストで高得点を取ることを目的にするとバランスがとれた学習計画がたてやすくなります。

定期テストごとに、問題集を更に解いてみる、あるいは用語を覚えるために一問一答をテスト範囲以外でも覚えるなどして、厚みをつけることは有効です。

文系で社会がいかに重要な科目であるかは、また取り上げます。社会が安定している受験生は、特に私大受験では強いです。英語、国語より得点がぶれない。

いずれにしても学校のテストをペースメーカーにして学習計画を立てることが基本となるでしょう。

理系の場合、理科は物理、化学、生物のどれか二つを重点的に勉強するのがよいことになるのですが、一年生の段階では選択できないことも多いです。

農学部やバイオ関係の学部の場合、生物が必要になる場合もあります。

文系より、理系のほうがが将来学びたいことを明確にしたほうが効率は良くなるということですね。

理科も選択できないことが多いことを考えると、一年生の段階では理系でも優先順位はやや下がることになります。

文系の主要科目の基礎

一年生の場合、学校の勉強が基本になります。

そして学校の勉強に加えて、英語、国語を勉強する学習計画を立てます。

このなかでも、英語、国語に関しては特に、基礎を固めることが重要になります。

英語は、文法と語彙です。

国語は3科目に分かれるので、難しいですが、その中でも現代文、古文が重要科目になります。

これは、文系の学部の中では、センター試験以外に漢文が出題されない大学が多いです。文学部を志望する場合、漢文が課される場合が多いです。

現代文であれば、語彙。

漢字の読み書きは重要です。大学にもよりますが、配点の10%が漢字である大学は普通にあります。

ここは、本当に重要なので強調しますが、

語彙が不足していると他の科目の学習も効率が悪くなります。

抽象的な内容の英語の文章を理解するのに、和訳の日本語で知らない単語があるのに、理解することは無理があります。

一文の5%の単語がわからなかったら、その文を正確に理解することは難しいのは想像できますね。他の科目にも影響があるので、語彙は本当に早い段階から強化しましょう。読書の習慣がない人ほど、語彙の強化は大きく理解の助けになります。

古文に関しては、語彙、文法です。

各科目の基礎については、稿を改めて論じます。

理系の主要科目の基礎

理系の主要科目は、英語、数学になります。

文系と同様に、学校の勉強に加えて、英語、数学を勉強する学習計画を立てるのが基本になります。このなかでも、英語、数学を勉強する学習計画が基本になります。

英語は文法と語彙。

数学は演習が重要になります。学校のテストをペースメーカーにするのはどの学習でも基本になります。

数学で演習が重要になるというのは、数学の場合は演習量が不足している場合は、試験時間中に解法が思いつかなかったり、計算が間に合わなかったり、ミスしたりします。計算力を基礎とするのは当然なのですが、演習をしないと単体で訓練しにくいのです。

ですから学校で習った範囲の類題を探して演習を多くすることが基本になるでしょう。

各科目の基礎については、稿を改めて論じます。

まとめ

高校一年生で重要なのは、文系・理系をきめること。

文系・理系が決まらないと主要科目が決まらないため。

できれば、志望校も決定したい。志望校まで決定してあれば、理科、社会の科目が決定できて、効率の良い時間配分が可能になる。

そして、学習を始めるときには各科目の基礎を、学校の勉強に加えて学習する。

次回、高校一年生の具体的なモデルを作って考えてみたいと思います。

 

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